『このターン自分は○○出来ない』と 『このカードを発動するターン自分は○○出来ない』は違うってマジ?
こんにちは!今日は遊戯王のルールに関する話です。
最近Twitterにて次のような話題がありました。
『このターン自分は○○出来ない』と『このカードを発動するターン自分は○○出来ない』は違うってマジ?』
日本語の解釈的にはどちらも『この効果をプレイしたターン』と言う認識で良さそうなものですが、遊戯王は同じ意味の日本語でも書き方一つで効果処理が変わるもんだから難しいものですね。
テキストの真相〜誓約効果と残存効果〜
ベテラン遊戯王プレイヤーなら常識かもしれませんが、せっかくの機会なのでおさらいしましょう。
今回のようなカードのデメリットには誓約効果と残存効果があり、
誓約効果はターン全体にかかるデメリットであり、そのテキストをプレイする前後関わらずデメリットが生じます。そのターン特殊召喚できないと書いてたら後にも先にも特殊召喚は出来ませんし、ドローできないと書いてたらドローしたターンにはプレイできません。
一方で残存効果は、誓約効果に比べると緩く、ターン全体でなくそのテキストをプレイした後に生じるデメリットのため、同一ターン中であってもそれ以前にプレイするカードは制限が無いわけです。
例に挙げた効果の処理では
『このカードを発動するターン』➡︎誓約効果
『このターン』➡︎残存効果
となります。
昔のカードだとテキスト整備が甘かったためこんなカードが多いですが、最近だとカードの誓約効果と残存効果が区別しやすいように残存効果は『この効果の発動後○○できない』という書かれ方をしているらしいです。
が
最近発売したにも関わらず未だに『このターン○○できない』と書かれているケースも存在する。
なんでよ?
日本語である程度理解できるテキストにしてくれ
『時と場合』や『する、できる』のように一見同じ意味合いだけど処理が異なる効果は遊戯王にありがちです。それを全く一緒にした方が良いように見せかけて、この違いこそが遊戯王の奥深さを作り出しているのも事実。
カードの処理に穴があったり、同じような処理でもテキストによって強弱が生まれる。これが遊戯王の魅力の1つであると考えています。
しかし、今回紹介したような制約効果と残存効果に関しては一目で区別が出来るテキストにしてほしいものです。先ほど紹介した『発動後』なんてすごく分かりやすいじゃないですか。全ての残存効果が『○○後~』と言う書き方になれば、もう一方の制約効果についても『発動するターンだから前後関係なくデメリットがあるんだね』という説得力が増す。
それなのに『このターン』というアウトサイダーがいるわけだから『発動するターン』というテキストすら分からなくなりますよね。
処理が分からないと手が止まる、その異常性に気付くべき
DCGであるマスターデュエルをプレイしていて特に便利だと思うのが裁定でいちいち悩まなくていいことなんですよね。
分からなくても最悪プレイしてみれば勝手に処理してくれるから正解が見える。そこで学べばいいわけです。
しかし紙だとそうはいかない。今回の誓約効果と残存効果のどちらか分からないなんてゲームにおいて絶望的で、できるか分からないことをやってみるしかないって滅茶苦茶です。
ルール上間違ったことをやってしまうとペナルティを受けるリスクもあるわけですから、手が止まってしまいます。それが初心者のハードルであり競技ゲームとしてのハードルでもあると思うので、せめて裁定以前のカードのプレイには困らないようになってほしいですね。
自分も物申したい皆さんはコメントどうぞ🙄