このシャカパチ論争を終わらせに来た。【遊戯王Advent Calendar 4日目B】
本記事は『遊戯王Advent Calendar』の企画記事です。
『遊戯王Advent Calendar』は毎年12月1日~25日の間に開催される遊戯王ブロガーのイベントであり、簡単に言うと『クリスマスまでの期間、みんなで毎日記事を投稿して繋いでいこう』という企画です。
企画はまだ始まったばかりなのですが、今年はAとBの2つのグループに分かれて40記事以上が投稿される予定なので、楽しみですね。
遊戯王(Aサイド) Advent Calendar 2022 - Adventar
遊戯王(Bサイド) Advent Calendar 2022 - Adventar
A、Bグループって何?って感じかと思いますが、今年は記事のコンセプトによってグループ分けされています。
Aは『デッキ紹介記事とか楽しい系の甘口記事』
Bは・・・・
辛いものが苦手な人は注意です。
本ブログ『あるくきんしれー。』は遊戯王に対するアレコレに物申す!をコンセプトとしているため、激辛ペヤングを好んで食べる人向けブログなのでBサイドに持ってこいですね。
言ってしまえばBサイドは事前に『辛いものが苦手な人は注意』という注意書きをすることによって『辛いじゃないか!ふざけんな』というクレームをケアしてるワケです。
逆に予め『辛い』と書いてるからこそヒトの胃腸を全力で破壊しにいける、みたいなとこもありますが『いや、辛いって書いてるやん!自己責任ですよね?』ってのもなんかダサいと思う今日この頃。
と言うことで今回の記事では
『激辛ペヤングにメープルシロップをかけることで、美味しく食べてもらった後にナチュラルに身体を破壊』していきたいと思います。
それではさっそく記事に移ります。
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2022年12月。
e-sportsだのVtuberだのメタバースだの、デジタルコンテンツが進歩していく中でTCGのようなアナログゲームは廃れていくかと思いきや、更なる盛り上がりを見せようとしている。
新作カードゲームであるワンピース、シャドウバースEVOLVE、ゲー(辛いものが苦手な人は注意)が注目を浴びている中、古参TCGの遊戯王、MTG、デュエマ、ポケモンカードも未だ人気が衰えることを知らない。
我らが遊戯王に関してはマスターデュエルというデジタルプラットフォームの確立により、多くの新規ユーザーを獲得しOCGと共に今後の盛り上がりに期待が膨らむことだろう。
そんな中、アナログカードゲームと切っても切れないとある論争がある。
それがシャカパチ。
そして、これまでTCGに触れていなかったルーキー達によってシャカパチ論争の歴史は繰り返されるのだ。
【シャカパチ論争①】そもそもシャカパチは悪なのか?シャカパチアンチに言いたいこと - あるくきんしれー。
これは筆者が以前書いたシャカパチ論争に関する記事だが要約すると
・今のTCGの大会環境でシャカパチから避けるのは困難
・シャカパチには特に意味はない、ただの手癖と化している
・シャカパチが嫌でも、大会に出るならシャカパチされる覚悟が必要
と言うことだ。
『人間は1日に3万5000回決断をしている』というのは有名な話で、無意識に生活しているように見えて、些細な決断の繰り返しによって人間の生は成り立っている。それと同じように、カードゲーマーは無意識のうちに1日に3万5000回シャカパチをしている、そんな生き物。
『考えます(パチパチ)』とは言うが、その考えるという行為とシャカパチには何も関係がないこと、そのシャカパチは無意識のものであることをまず理解する必要がある。大会に出ているカードゲーマーのほとんどはシャカシャカの実の能力者であり、シャカパチをまるで覇気のように扱い、威圧してくるだろう。
大会環境は身内でワイワイとは違うのだ。新世界に入りたいなら能力者と覇気使いが当たり前なのだから、やめろと言ったところでシャカパチに挟まれて圧死するのは目に見えている。ヨサクとジョニーはTwitterの捨て垢で首領クリークの誹謗中傷でもしててくれ。
世はまさに大シャカパチ時代(ドン)
俺のシャカパチか?欲しけりゃくれてやる
そんなシャカパチ論争だが、今のカードゲーマーの多くはシャカパチネイティブ、すなわちカードを手にした時には周りがシャカパチをしている時代にいる。
先ほども言ったようにシャカパチは手癖の一種だが、この新世界でありふれた存在になってしまったばかりに『俺たちは何故かシャカパチをしていて、何故かシャカパチで争っている』そして、その理由(わけ)に気付くことなくこの世界から去っていくのだ。
『シャカパチはいつからあるのか?』
『シャカパチの起源はどこからなのか?』
今回、我々はシャカパチの歴史の書かれた石碑「シャカポーネグリフ」を入手することに成功した。ここから歴史を遡ることによってこれまで我々が知る余地もなかった『空白の100年』そして現在の大シャカパチ時代とシャカパチ論争の真実を知ることができるだろう。
Twitter大陸での記述
それでは、現在カードゲーマーの交流ツールとして主流であるTwitterの記述を辿ってい行こうと思う。方法は単純、Twitterの検索機能を用いてシャカパチ関連ワードが呟かれた最古のツイートを探すだけ。
まずは『シャカパチ』で検索。シャカパチなんてワードはTCG以外で聞いたこと無いわけだから、シャカパチの起源に近づくための最短ルートだと期待が高まる。
その結果・・・
『シャカパチ』最古のツイートは2009年の10月15日。約13年前からシャカパチが存在していたことが明らかとなった。さらに『シャカパチ厨』というワードも登場し、シャカパチがこの時代から忌み嫌われていたことが分かる。
つまり、2009年の時点でシャカパチ厨という蔑称が出来るほどシャカパチという言葉が定着しており、シャカパチ論争はこの時点で生じているものと言えるだろう。
ただ、残念ながらこれがシャカパチの最古のツイートであり、ここからはそれ以上の情報は得られなかった。
次はアプローチを変えて『手札 シャッフル』で検索。
シャカパチだと2009年止まりだったが、きっとシャカパチというワードはシャカパチ行為が定着しきってから定義されたものだろう。そのため当初は『手札シャッフル』と呼ばれていたのではないか?と予測した。
その結果・・・
【2009年10月15日】⇒【2009年5月25日】
先ほどのツイート以前のものが出てきたが、残念ながら半年しか遡ることが出来なかった。しかしながら、このツイートはシャカパチや手札シャッフルのように用語がしっかりと決まっていない不安定な時期の可能性を示唆している。
ならば『カード パチパチ』ではどうだろうか?
【2009年5月25日】⇒【2009年5月14日】
全然ダメだった。
ちなみに、シャカパチと同じく嫌われる行為である『爪トントン』も14年前からあったんかい。カードゲーマー、進歩しない。
ここが限界なのか・・・・?
いや、待てよ。最初のツイートでは動画検索をした時にシャカパチ動画が出てきたという内容だった。やはり身近なコミュニティだけでシャカパチ論争に発展することは考え辛い。Twitterや動画のような発信ツールがあってこそ多くの人間に認知され、火種が生まれるのではないだろうか?
というわけで、動画ツールの中でもコメント機能によって論争に発展しやすいであろうニコニコ動画を調査した。
すると、タイトルではないがハッシュタグで『シャカパチ』が当てはまったとある動画がヒット。それがこの『MTG レガシーで遊んでみた』の動画だ。
【MTG】レガシーで遊んでみた その34【レガシー】 - ニコニコ動画
時期的には2009年と先ほどのツイートと変わらないものの、これまでは遊戯王という自分の所属している界隈に縛られて考えてきたが、なんとシャカパチ文化はカードゲームの垣根を越えて伝承されてきたものであった。
最近シャカパチで話題になるのはワンピースTCGだが、それも元遊戯王や他のTCGをしていたプレイヤーが流れ込んできたことによりシャカパチ論争に発展しているのだろう。
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)は1993年に発売された世界初のTCGであり、現在でも根強い人気があるカードゲームだ、よって世界大会のような競技イベントもどのカードゲームよりも歴史があるため大昔の対戦動画も残っている。
そして、調査を進めていく中でさらに発見できたのがこのMTG世界選手権2000年の動画だ。
いや、さすがに22年も前となるとシャカパチなんかしないだろう、と思いつつ動画をチェック。
MTG 世界選手権2000 決勝 Jon Finkel vs. Bob Maher part 1 - ニコニコ動画
外人プレイヤー同士の対戦だが、心なしか見た目がサマになっているように見える。オタクオタクしてないし、ポーカーしてるみたいでカッコいい。
そもそもこの時代、カードにスリーブなんか付けていない。今だと考えられません。スリーブなしでシャカパチなんてしたら親にしばかれてしまう今だと。
手札も基本的にテーブルに伏せている様子。
筆者は遊戯王しかやってないので何をやっているのかさっぱり分からないが、決勝戦ということでハイレベル且つ難しい攻防が繰り広げられていることだろう。
こんなミスが許されない場では、集中もするし思考時間も増え
あんた!何やってんの!バシーン
今回の調査の結果、結局のところ大シャカパチ時代を作り上げたゴールドロジャーが誰なのかは謎のままだった。しかし、2000年にはシャカパチが存在しており、2009年にはシャカパチ論争が繰り広げられていたことが分かる。シャカの意思はMTGプレイヤーから伝承され、今も争いを生んでいる。2000年の世界大会動画を見るからに強い競技プレイヤーがシャカパチをやっており、
『シャカパチ=なんか強そう』みたいな憧れから広まっていったのだろう。
とは言え、今ではあまりにもシャカパチが競技プレイヤーに定着しすぎてシャカパチが強そうなんて感じる人は少ないだろう。
真の強者ならシャカシャカの実の力に頼らずともオーラを見せて欲しいところ。
シャンクスだって新世界まで覇気一本でやってきたわけだから、彼くらいの『おとこ』見せてくれよな。
『腕の一本くらい、安いもんだ』
安くないわ。シャカパチができねぇ。
新時代はこの未来だ世界中全部変えてしまえば
このシャカパチ論争を終わらせるために必要なこと、それは
『みんながシャカパチを好きになる』
『シャカパチをやめさせる』
の2択しかないだろう。和解の道が無いことはこの20年以上の歴史が証明しているからだ。
『みんながシャカパチを好きになる』
基本的にシャカパチについて文句を言うのはシャカパチアンチ側のため、アンチがシャカパチを好きになれば皆ハッピーエンドだろう。しかし『君、今日からシャカパチ好きになってね』なんて言って従う人間などいないので、アンチにシャカパチを好きになってもらう努力をしなければならない。
例えば、遊戯王アニメの登場人物に日常的にシャカパチをさせれば、新規ユーザー共々『あ、このゲームはシャカパチをするのが当たり前なんだ』と錯覚してシャカパチに親しみを感じるようになるだろう。
今年リリースされたマスターデュエルにおいては、コンピューターの思考時間中にシャカパチをするアニメーションがあった。
このことから、公式が『カードゲーマー=シャカパチをするやつら』という認識をしているのは明らか。後は公式がシャカパチをどう考えていて、どうしたいかによってシャカパチ論争の未来は決まる。
ここで絶対やってはいけないのが『シャカパチアンチを過剰にディスる』ことだ。黄色いパーカーを着て『シャカパチしない人はバカです』みたいな過激な動画を上げると注目を浴びるかもしれないが、アンチが落ち着いて聞いてくれるわけがない。
シャカパチを穏便に定着させるのであれば、人気コスプレイヤーにシャカパチをさせてアンチを黙らせるか、米津玄師に新曲のMVでシャカパチをしてもらいTwitterトレンドで『翻弄する米津の剣士』をバズらせれば簡単な話だろう。
『シャカパチをやめさせる』
シャカパチ論争を終わらせるもう一つの方法が『カードゲーマーからシャカパチを奪う』という方法だ。先ほどとは逆にシャカパチをしている側を黙らせれば、シャカパチ音と共にこの騒動は鳴りやむだろう。止まないシャカパチは無いのだから。
この世界をハッピーで埋め尽くすためにはシャカパチアンチを黙らせるよりも、シャカパチ側をレストインピース(安らかに眠らせる)させた方がなんかいい感じなので、その方法を考えていきたい。
案1『シャカパチ治療を保険適用にする』
シャカパチはよく喫煙行為に例えられる。やってる側は無自覚で罪の意識も無くやってはいるが、やられている側はたまったもんじゃない。
シャカパチが常習化しているカードゲーマーはシャカパチ無しでは生きられない体になっているのでアンチに『やめてくれ』と言われてもそんな簡単にやめられるワケがない。
そんな中、このシャカパチ論争を終わらせるためにも政府には『シャカパチ治療の保険適用』を検討して頂きたい。
『体がシャカパチしたがってるんだ。』になってしまっているカードゲーマーは日常生活にも支障が出てしまっている。名刺交換の後に名刺でシャカパチしてしまったり、コンビニでポイントカードを出すときにもパチンと音を鳴らしてしまう。終わっとる。
環境保護とか言ってプラストローを紙に変えている暇があるなら、環境にやさしい紙製娯楽のカードゲーマーの健康を考えてくれてもいいじゃないか。芋も焼けるぞ。
案2『カードの重さを異常に重くする』
カードゲーマーがシャカパチをやめれないのであれば、物理的に出来なくすればいい。
カード1枚1枚を鉄のプレートのように重くすれば、シャカパチは愚か長時間手に持つことすら難しくなるだろう。シャカパチしようものならカードが弾けた拍子に手首が明後日の方向に向かってもおかしくない。
カードの重さが変わると今までのカードと合わせて使えなくなるから、カードゲームそのものとして問題が生じるのではないか?と思うかもしれないが、そこは安心してほしい。
世の中には最新弾が発売したと思ったらカードの厚みや重さが変わっており、今までのカードと区別できてしまうカードゲームがある。
ただ、確かにカードの重さが変わることにより新旧カードの区別がつくのは長年の遊戯王ブランドに傷をつけかねないため、避けるべきだろう。
ならば、公式が専用の激重スリーブの着用を義務付けてスリーブごと手札を重くしてしまえばいいのだ。ついでにGPS的なチップでも埋め込んでしまえば不正した時の後追いもできる。
シャカパチ側が負う苦痛と一緒にシャカパチアンチも手札が重くなるので痛み分け。
みんなでKing Gnuの常田を倒しに行こう。
案3『おせんべいにする』
逆転の発想で、カードをおせんべいにする。
シャカパチをすると割れます。
しかしながら、先ほどの『カードを重くする』同様フィジカルでシャカパチを予防するのは限界があり、カードゲームとしての品格やクオリティの低下を招くのは宜しくないだろう。
何かいい方法はないだろうか・・・・・・
そうだ!
案4『ハムスターを飼う』
やはりこの方法に頼らざるを得なかった。
皆さんご存じの通り、ハムスターは可愛いです。
シャカパチ論争を終わらせるための最終兵器こそがこのハムスターである。遊戯王は今後フィールドに『ハムスターゾーン』が追加されプレイヤーは必ずこのハムスターゾーンにマイハムスターを設置して対戦をしなければならない。
これはコナミが決めたら絶対やってください。絶対です。
ハムスターゾーンは正直どこでもいいが、対戦の邪魔にならない且つハムスターが映える場所に設置するのが望ましい。
そしてこのハムスターゾーンにマイハムを設置して対戦を開始。
するとどうだろうか?ハムスターの癒し効果により両プレイヤーの感情は和らぎ、対戦中の揉め事などどうでもよくなるだろう。
むしろハムスターが見てるのにシャカパチなんて出来るだろうか?パチパチパチと言う騒音にハムスターが怯える姿が容易に想像できる。
あなたはそれでもシャカパチを続けますか?
もしそれ以上シャカパチをするなら、ジャッジが黙っていない。いちオタクとハムスター、どちらの味方が多いかなんて考えるだけ時間の無駄、あなたは死刑です。
愛してくれて ありがとう byシャカパチ
シャカパチ論争を終わらせるための方法はあるものの、結局のところ公式が何か行動に移してくれない限りこのシャカパチ論争に終止符を打つことは不可能というわけだ。
公式が動くまで、我々はシャカパチで弾かれたカードと同じようにこのシャカパチ論争を擦り続けていく。
シャカパチのようなプレイヤーの手癖は公式が『やるな』と明言することが難しい問題だ。
『やめさせる』よりも『やらさない』予防線を張っていくことこそが、公式としての正解かもしれない。
明日の投稿は
Aサイド dandeさん
Bサイド ぴーまんさん
です。お楽しみに。