マスターデュエルでエラッタはアリ?
こんにちは!今日はマスターデュエルについての記事です。
遊戯王OCGでは洗脳ブレインコントロールやダークダイブボンバーなど、過去に禁止カードに指定されたカードがエラッタ(テキストを弱体化)されて禁止解除される事例がここ数年で増えています。
では、マスターデュエル独自でエラッタ緩和を行うことはアリなのでしょうか?考えていきます。
ソシャゲという性質上エラッタとの相性はバツグン
OCGでは最近頻繁にエラッタ緩和が行われており、その場合、過去のテキストのカードは新テキストに読み替えて使用する、というややこしい処理をプレイヤーにゆだねられます。
一応エラッタのタイミングで新テキストのカードが再録されはするのですが、過去テキストのカードも存在する以上ユーザーには優しくないですよね。
ソシャゲからスタートしたシャドウバースでは、強力なカードをエラッタによってパワー修正する、という事案が多く、これによって強すぎるカードが丁度いい強さに調整されて環境のバランスが改善されています。そのため、データテキストを書き換えるDCG自体とエラッタの相性は良く、マスターデュエルでもやろうと思えば可能であると言えます。
やるべきか、否か?
それをやってしまっていいのか?という話になります。誰もが禁止カードがエラッタされて緩和される姿を想像したり『このカードターン1になったら緩和してよくね?』のように考えたことがあると思います。
特にテーマのカードならそのデッキを使っている人にとっては弱体化してでも帰ってきて欲しい!と思うはずですよね。
ブルホーンだって獣戦士サーチじゃなくて十二獣しかサーチできないなら緩和されてもいいと思いますし、それなら十二獣プレイヤーは喉から手が出るほど欲しい。マスターデュエルなら仮に緩和して強すぎてもまた禁止にするか、さらに厳しいエラッタをすれば良いように思います。
しかし、理論上可能でも筆者はマスターデュエルではやるべきではない、と考えています。
マスターデュエルはOCGの後追いではありますが独自のリミットレギュレーションとカード追加によって別の環境を作るよう意識されて運営されています。とは言え、エラッタによってマスターデュエルだけ違うテキストになるのは混乱も招きます。マスターデュエルの製作意図としては、OCGに積極的に参加できない層や遊戯王に触れてみたいけどカードは敷居が高い層に触れてもらい、いつかOCGに復帰ないし参入して欲しいと考えているはずです。
独自のエラッタによって別ゲーを加速させてしまうとユーザー離れを招いてしまったり、別ゲーとして別のハードルを作られてしまうことにもなります。実際、遊戯王のゲームはOCG、マスターデュエル、デュエルリンクス、クロスデュエル等、様々な形がありますが、そのどれかをやっているから別のゲームにも手を出そうと思う人はほんの一部に感じます。
マスターデュエルはOCGから近すぎず遠すぎない、そんな絶妙な距離感を維持することでOCGへの入り口の役目を続けるのが良いように感じますね。