『抹殺の指名者とフェンリル問題に物申す!』
こんにちは。
まず初めに今話題になっている『抹殺の指名者とフェンリル問題』とは?
抹殺の指名者とフェンリル問題
大会中に実際に生じたトラブルであり、
『クシャトリラ・フェンリル』がフィールドにいる状態でプレイヤーAが抹殺の指名者を発動。その際に宣言したのが『フェンリル』であった。対戦相手であるプレイヤーBは特に何も指摘せずに効果を処理。結果、ここで宣言していた『フェンリル』は『クシャトリラ・フェンリル』のことだったわけだが、『フェンリル』も実在するカード名であり、抹殺の指名者の効果解決でプレイヤーAはデッキ内に当然『フェンリル』等入っていないので正しく処理ができない。というもの
この事件はショップ大会で起きたものであり、ショップ店員から
『みんな正しくカード名を宣言しましょう』という旨の注意喚起のツイートだったため、最終的にどのような処理を行ったのかは不明ですが、このツイートは大きな反響を呼んでいました。
大前提としてプレイヤーAに非がありBは全く問題がない
この事例は全てにおいて正しくカード名を宣言しなかったプレイヤーAに問題があります。抹殺の指名者は自分のデッキ内に存在しないカード名は宣言することが出来ないため、デッキ内に存在しない『フェンリル』を宣言すること自体が問題だからです。
いや、今の遊戯王で『フェンリル』なんてデッキに入れてるわけ無いしクシャトリラフェンリルに決まってるだろ!
それは明確なのに指摘しないBにも問題があるのでは?と思う人もいるかもしれません。確かにその通りかもしれませんが、基本的にこのゲームは間違った処理をしていないと相手プレイヤーに指摘はできません。そして、抹殺の指名者が非公開領域であるデッキ内を参照する以上、この『フェンリル』宣言が100%間違った処理であることを判断できるのはプレイヤーA自身しかいないのでプレイヤーBが指摘する方がおかしなことになります。
よって今回ショップ店員の方がツイートしていた『正しく宣言しましょう』が全てであり、対戦相手に『これで分かるよね?』は甘えだと言えます。
もし起こってしまったらどうなるのか
実際にフェンリル宣言でトラブルになった場合、どうなってしまうのか?
結局のところ、当日のジャッジ次第にはなりますが可能性として考えられるのは
①クシャトリラフェンリルを宣言したということで処理を進める。
②抹殺の指名者の発動時点まで巻き戻す。
③プレイヤーAに罰則を与える(ゲームの敗北など)
④抹殺の指名者をプレイ出来なくする(捨てさせるなど)
です。
①②はプレイヤーBが不利益を被るリスクがあるため良い処理だとは言えません。
『フェンリル』宣言で優先権がプレイヤーBに移った際のチェーンの有無で相手に情報が透ける可能性があるためです。
でも、ぶっちゃけたところ実害が出ることはないとは思います。ここで問題なのは、間違った処理を行ったプレイヤーAに得なジャッジを下してはいけない、ということなので、それを阻止するためにも①②を選ぶとジャッジ側に飛び火するリスクがあるでしょう。
となると③④になってくるのですが
④は抹殺の指名者を捨てさせると手札枚数の増減などで後々ゲームに影響が出る可能性があるので、そのゲーム中抹殺の指名者をプレイできなくするとかになってくるのかな、と思います。
最もジャッジにリスクが無いのはプレイヤーAにロスなどの罰則を与えるになってくるのですが、重すぎるような気もします。いや、自業自得なので気にしちゃだめですね。
実際に大会運営している方々のご意見も伺いたいところですね。
というわけで、皆さん抹殺の指名者をプレイするときはカード名は正しく宣言しましょう。もしくはマスターデュエルしましょ!
自分も物申したい皆さんはコメントどうぞ🙄